茨城土浦連続殺傷事件に関するアレコレ

Category : Diary
た痛ましい事件が起きてしまった。
金川真大容疑者(24)はJR常磐線荒川沖駅周辺で通行人8人を次々と刃物で切りつけ、うち1人が死亡、7人に重軽傷を負わせた。しかも事件の四日前には三浦芳一さん(72)も殺害している。

この常軌を逸した行動はどのようにして引き起こされたのか。
ワイドショーや新聞などで大きく扱われ、専門家や評論家によって様々な分析が行われている。当然のことながら世間の関心も高く、ネット上でも活発な議論がかわされている。

容疑者がいわゆる『ゲームオタク』だったことから、ゲームや漫画、アニメなどの影響を指摘する声もある。(こうした事件が起きると毎度のように指摘されるのだが・・・) これに対しゲーム・漫画好きからは猛反発する意見が多数寄せられていて、結局のところどこまでも平行線だ。

僕個人の考えを言わせてもらえば、『ゲームやマンガの影響は確かにある』と思う。だが、それがすぐに『残虐性のあるゲームやマンガを規制すべき』という意見に直結するかというとそうではない。
その気になればTVドラマや映画、インターネットなど様々なメディアから簡単に情報を手に入れることが出来る。残虐なモノに触れたいと思う者にとって、その情報の入手先はゲームやマンガだけに止まらないことは、誰の目から見ても明らかだろう。
厳密に言えば、彼(容疑者)を形作るものはゲームやマンガだけではない。家庭環境・家族・学校・友人・TV・映画・雑誌・小説等々、彼をとりまく様々な”環境”が彼を形成してきたのだ。

大人は得体の知れないモノを嫌い、畏怖(恐怖)する傾向にある。
だから何とかして分かろうと努力する。
その結果『マンガ・ゲーム』といった分かりやすいモノの”せい”にしたいだけなのだ。

『容疑者はTVゲームが好きだった。』
『人付き合いは少なめだった。』
最近の読者は想像力豊かだから、新聞やニュースサイトの報道に対して裏を読もうとする。
『ゲーム好きに対する悪意を感じる』と。
これに関しては僕もそう感じないことはないが、素直に読めば彼の特徴をありのままに報道しているとも思える。
でも、『容疑者はテニスが趣味だった。』とか『容疑者はスノーボードに傾倒していた』とか、そういう爽やか系(?)の趣味については特に記述されないような気がするのだけど、何でかなぁ。
これについては新聞記者に『何を思って書いているのか』を一度聞いてみたい。

こうした記事に対して、いわゆるゲーム・マンガ愛好家が感情的になり汚い言葉を使って罵っている人をよく見かけるが、自ら醜態を晒していることに気づいていないのだろうか。むしろ逆に『これだからゲームオタクは・・・』と思われてしまうことに気づいた方がいい。



これをいってはどうしようもないのだが、現実主義者として敢えて言わせてもらう。
『”今回のような”事件は防ぎようがなかった』と。

『こうした凶行に及ぶ前に、もっと周囲が彼に気を遣ってあげれば・・・』
という意見は今のところほとんど見当たらない。
それもそのはず、先日起きたスポーツジム銃乱射事件を思い出して欲しい。懇意にしてくれていた親友と、一方的に想いを寄せていた女性を道連れにして彼はこの世を去ったのだ。
こんな事件を起こされてしまうと、やはり『君子危うきに近寄らず』(キケンなニオイのする人は遠ざけておきたい)となるのではないか。

しかし、誰も相手にしてくれないと、どうしても引きこもりがちになる傾向にある。
(精神安定のための一時的な逃避として)引きこもりそれ自体は決して悪くないと思うが、社会生活からどんどんかけ離れていった結果、社会に対する強烈な憎悪を増幅させてしまうと今回のような(茨城土浦連続殺傷)事件が引き起こされてしまうのだ。

これでは手の打ちようがない。

映画『SAW4』ではないが、結局のところ『最終的に彼を救えるのは彼だけ』なのではないだろうか。



今回の事件では、警察は警備体制を敷いていたにも関わらず、全く役に立たなかった。こうした地方の警察の無能ぶりを糾弾する声も多数寄せられている。こうした非難に堪えられなくなったのか、Yahoo!のコメント欄には『自称警察官』と名乗る人間がこう書き込んでいる。

『髪を丸刈りにしていたり、変装していたらなかなか分かるもんじゃないですよ。』

確かにそうかもしれない。
でも、それは心の中で思っていても言っちゃいけないんじゃないのかい?
『だったら何のための警察なの? 事件が防げないのなら警備する意味ないじゃない。』という話になりかねないからだ。



さらに大胆なことを言わせてもらえば、容疑者の『心の闇』だとか『趣味嗜好』を詳細に分析する必要はない。
何万人、いや、何百万人に一人はそうした(無差別殺傷事件を起こす)素質を持っているし、それは簡単に人の目に見破れるものではないのだ。

仙台で繁華街にトラックが突っ込んで、その後ナタで通行人を切りつける事件があった。
戸越銀座では、社会に絶望した高校生が通行人を刃物で無差別に切りつける事件もあった。
結局、過去の教訓というのは大して生かされていないのだ。
(そもそも教訓があったかどうか不明だが)
それは過去から現在にいたる歴史が証明していることではないか。
残念ながらこうした無差別殺傷事件は今後も起きるだろう。



『即刻死刑を望む』
『極刑以外ありえない』
『死刑では生ぬるい。一生をかけて償うべき』
既に様々な意見が飛び交っているが、これに関しては意見を控えようと思う。

亡くなった方の遺族や重傷を負った被害者の方々の望む判決が迅速に下されることをただ祈るのみだ。
Posted by りすお [RIS-O] on 24.2008   0 trackback

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