映画 『クワイエットルームにようこそ』

Category : Movie
今日は映画のお話。

映画『クワイエットルームにようこそ』が、今日DVDで発売されました。
原作・監督は松尾スズキ。映画の原作となった小説は芥川賞候補にもノミネートされた作品です。

(邦画好きなので若干の色眼鏡は入っていますが)個人的には昨年観た映画の中で最高傑作といってもいい作品です。

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気がついたら精神科の隔離病棟で拘束されていた主人公の佐倉明日香(内田有紀)28歳。
彼女が精神病棟で迷走しながら生きる希望をつかみとるまでの14日間を描いた物語です。

最近とにかくイライラする・・・

恋愛の悩み?
仕事のせい?
面倒な人付き合いのせい?

・・・違う。本当は自分にイライラしているんだ。
アタシには価値が無い、価値が無い、価値が無い!!

(も・う・い・や・だ)

声にならない感情が衝動的な行動に結びつく。




精神病は日常生活のすぐ隣にひそんでいるのかもしれません。
この映画を観れば、決して特異な世界の出来事ではないことに気づくはずです。
”自分はまともな人間だ”と思っている人がほとんどだと思いますが、
それは単に自分が健常な精神を保てなくなってきていることを『認めたくない』もしくは『気づかないふりをしているだけ』なのかもしれません。
こう書くと、凄く重い映画に思われがちですが・・・。
精神病棟にいる人達がとてもコミカルに描かれていて、実際、劇場でも沢山の小笑いが沸き起こっていた作品です。恋人役の鉄雄(宮藤官九朗)と後輩のコモノ(妻夫木聡)のキャラがかなりぶっ飛んでいます。

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キャスティングがかなり豪華で、芸能界復帰後初の主演作となる内田有紀を筆頭に、日本アカデミー賞を総ナメにした『フラガール』で主演を演じた蒼井優。

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その他、妻夫木聡、大竹しのぶ、りょう、ハリセンボンの箕輪はるか(!)等の個性的な俳優陣が出演しています。
放送作家・脚本家として著名な宮藤官九郎、『エヴァンゲリオン』や『ラブ&ポップ』、『STRINGS』等のアニメ・映画監督として天才的手腕を振るう庵野秀明がキャストとして出演しているところも注目したいところです。

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庵野秀明

前半から中盤過ぎまではジェットコースタームービーのようにテンポ良く進んでいきます。(笑いどころも沢山あり) しかし、後半のクライマックスのシーンは一転してシリアスになり、強烈に心に迫ってくる・・・一瞬たりとも目が離せない作品です。

『エヴァンゲリオン』では人の心に潜む深層心理をアニメという形でうまく描いていましたが、実写でこういうことをやってしまう(しかも難解ではない形で観客に見せる)映画はなかなか無いと思います。

本日からレンタルも開始されているようなので、明日の休日や週末あたりを狙って自宅で映画鑑賞というのはいかがでしょうか。

Posted by りすお [RIS-O] on 19.2008   0 trackback

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