外に出て、恋をしよう。

Category : Diary
人気作家、石田衣良(いしだいら)さんがフリーマガジン『R25』の最後のページで『空は、今日も、青いか?』というエッセイを書いている。

石田さんのみならず、作家さんの書く文章は共感する部分も多く、読みやすい。素直に関心してしまうこともしばしば。

今日はちょっとだけ引用させてもらおうと思う。

「日本ではあまりに仕事がいそがしすぎて、エネルギーをすべて吸いとられてしまう。終電で帰ったのでは、それから遊びにでるようなゆとりはないですよね」
 そうなのだった。なぜか日本の一般企業は従業員をむやみに働かせるのだ。それこそ、遊ぶひま、恋するひまもないくらい。
「少子化がこれほど問題になっているなら、若い男女に全国的な残業禁止令でもだせばいいんです。5時以降の時間を自由につかえるなら、もっとみんな恋愛をすると思う。そうしたら、結婚だって、出産だってどんどん増えるのに」
(中略)
けれども、読者の皆さん、よくわからない愛情でも、あまり見栄えのしないパートナーでも、やはり恋愛はいいものだ。日本の社会を覆うぎすぎすした雰囲気をやわらげるのは、アフター5のみんなの活躍にかかっている。

『第三十一回 ラブ・キャンペーン』より


友人の編集者は20代後半。先週は土日も休みがなく、しかも自宅に帰ったのは連日、朝が白み始めたころだったという。
 テレビ局のあるADは、部屋に帰ることはほとんどできないそうだ。
(中略)
別のIT企業のホームページ企画制作者は、週のあいだはほとんど終電帰りである。週末はどうしているのかときくと、疲れ果てて寝ていると身もふたも無い返事。まだみな若い男性なのにである。
 まったくもって、ニッポンはあきれるほどの残業大国なのだった。
(中略)
読者の多くも、なぜこんなに残業をしなければならないのか、不思議に思っていることだろう。日本という国のほぼ全事業体で、業務の計画事態になにかとてつもない無理があるのではないか。そう疑いたくなってくるほどだ。
(中略)
ぼくは日本の政治家にいいたい。ケチな育児手当や保育園の整備などばかりしていても、少子化をくいとめることは絶対に不可能だ。
 思い切って、週に3日間20~30代の残業を禁止する法律をつくったらどうだろうか。もちろん、その日はただ家に帰ってごろごろしてはいけない。ちゃんと着替えて、夜遊びに行くのである。そうすれば誰だって嫌でも恋をしたり、会社とは別な友人とのんだり、新たな趣味を始めたりするだろう。

『第三十二回 残業大国ニッポン』より


まさに僕の言いたい事を代弁してくれるかのようなご意見。
これを読んだ時は感涙モノでした。
誰かと思いを共有できること(それが世間的に名声のある人ならば尚更)が、こんなに嬉しいなんて。

僕の仕事は波があって、4月後半からしばらくは暇になり、期末(9月、4月)に近付くにつれ忙しくなる傾向にあります。
忙しい時は遠地での宿泊出張を余儀なくされたり、仮に家に帰れても午前様が続くことも。
そういう期間に入ってしまうと遊ぶことはままならないし、休日に外に出ようとする気すら起きなくなってしまう。

当然、家で引きこもっている男女には出会いなんて訪れないし、もしかしたら恋をする気力すら残っていないのかもしれない。

最近では育児手当の拡大されたり、出産手当として一人につき一律30万円が支給されることも決まった。
確かに出産・育児には多大な経済的負担が要求されるため、『生みやすい環境』を作ることも大事だろう。
だけど、本当に少子化対策の特効薬となるのはそういうことなのだろうか。

ここで石田衣良さんが言っている『アフター5活用計画』を推奨したい。

 若い男女が街へ繰り出すように仕向け、出会う確率を高くすることで自ずと恋愛する確率もあがるだろうし、その先の展開として結婚・出産という流れにもなるだろう。
 つまり、少し乱暴な言い方をさせてもらうと(自分も含めた)余り者同士をくっつけてみませんか? ということだ。

単純な発想かもしれないけど、男女が結婚する確率をあげることで、出生率もあがるのでは?
ということです、皆さんどう思いますか?

ウチの会社の男性を見てると、二極化しています。

・学生時代から彼女と付き合ってきた人
 →二十代半ば、もしくは二十代後半に結婚

・社会人になって(おそらく)恋をするタイミングを逃してしまった人
 →三十台後半になっても結婚していない人がほとんど
  (しかも何となく怪しげな雰囲気を持った人ばかりw)

ちなみにウチの会社に居るわずかな女子は、ほぼ例外なく彼氏持ちか既婚者です。
(5/24のエントリで『20歳以上になれば彼氏彼女がいて当然』と言ったのは、この状況を踏まえたもの)

ウチの会社の男性でいえば、30代になってもスマートな体型をしていて、仕事はバリバリ出来る。それでいて他人に対しては温厚に接してくれて・・・どうしてこんなイイ人に彼女がいないのか?
なんて思ってしまう人も結構います。
これは実に簡単な図式であって、仕事の出来る人には大量の仕事が来る=遊ぶ暇がない(出会う機会がない)のだ。

僕はまだ一つの企業でしか勤めたことがないから分からないのだけど、皆さんの会社ではどんな感じですか?

そういえば、大学生時代にカード会社の『クレディセゾン』の会社説明会に行ったとき、
『私達の会社では男女比率がほぼ5対5で、社内結婚率は6割を超えます
なんていう説明があったなぁ。
やはり置かれている状況も大事ということで。

色々言ったものの、実は僕自身4月の下旬から結構暇になってきてて、定時で帰宅できる日も出てきました。それでやってることと言えば、自宅でHDDに撮りためたTVやPVをみてるか、ゲーセンで格闘ゲームに打ち込んでるか・・・のほぼ二択(ぉい
 こんなんじゃイカンよなぁ・・・なんて思いつつ、どうしていいか良く分からない。
本当はゲームの腕なんて無けりゃ良かったのかもしれない。多少ゲームがうまくたって人生の上ではクソの役にも立たないもんね。
僕がそんなことをやってる間に、会社では同期だったM君が結婚して辞めてっちゃうし、先日のエントリで紹介したS君も会社を辞めた後に結婚。
村山繋がりでは透君とマキさんが。
HPの方でリンクしてもらっている『みつき』さん、『MEG』さん、Hたんの友達のY子さん(←他人ぢゃんw)も結婚。


育児手当や出産手当の拡大よりも、残業禁止令を。
あわよくば(国の主導で)自然な出会いの場も提供してくれないかなぁ・・・なんていうのは甘すぎか。

あ、石田衣良さんの昨年分のエッセイが単行本になって出ているみたいです。興味のある方は是非。


『空は、今日も、青いか? 』
 石田衣良
Posted by りすお [RIS-O] on 27.2006   1 trackback

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今週のR25の最終ページにある石田衣良氏のコラム「空は、今日も、青いか?」に「...
2006.05.28 23:47 Masala MASALA

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