仕事は人生のすべてではありません

Category : Diary

過重労働指摘の「すき家」 小川会長「成功体験を持つ幹部の意識は変えられなかった」

牛丼チェーン「すき家」の従業員の労働が過酷すぎると指摘された問題で、運営会社「ゼンショーホールディングス」の小川賢太郎会長が7月31日、記者会見を開き、「顧客満足と従業員満足を考えながらやってきたつもりだが、労働時間という観点での具体的な管理については、やはり甘かったと認識している」と反省を口にした。

(中略)

●「成功体験をもった意識は変えられなかった」

小川会長は、第三者委の報告書で、「『昼夜を厭わず、生活のすべてを捧げて働き、生き残った者が幹部になる』というビジネスモデルが、その限界に達し、壁にぶつかったものということができる」と指摘されたことについて、どのように考えるのかと記者から質問された。

小川会長は「今回指摘されたオーバーワークは私の責任でもあるが、成功体験を体の中にもった幹部の意識はそう簡単に変えられなかった」「問題を解決していけば、これからも成長することができる」と述べた。
(弁護士ドットコム トピックスより抜粋)



『昼夜を厭わず、生活のすべてを捧げて働き、生き残った者が幹部になる』というビジネスモデル

えっ? これってドラゴンボールの天下一武道会か何かですか?

なにこの熾烈なトーナメント。。。

すき屋で働いている人には申し訳ないけれど、
上記の一文を見たとき、あまりのヒドさに逆に笑えた。

ビジネスモデルというか単なる奴隷労働にしか思えないのだけど…。

記者の質問に対し、小川会長は「成功体験を体の中にもった幹部の意識はそう簡単に変えられなかった」と述べています。

会長含む経営陣・幹部社員の意識は大体こうなのでしょう。

ネット上のコメントを見ると「アンタ達経営陣が現場で働いてみたらどうだ」というものがあるのだけれども、現在の経営陣・幹部社員は会社を立ち上げてから急成長を遂げるまでは、まさに『昼夜を厭わず、生活のすべてを捧げて働き、生き残った者たち』なのです。
よって、そのような指摘をされても『私達は昼夜を厭わず、がむしゃらに働いてきましたが何か?』程度にしか思わないでしょう。

彼等が根本的に間違えているのは「自分達が出来る事は従業員も出来るはずだ」という思い込みです。

問題はその考え方を他人にも押し付けてくるところなんじゃないかと。

ベンチャー企業では昼夜を問わず働き、家に帰れないことなんてザラにあります。

多数の芸能人を取り込み、一躍有名になったアメーバブログを運営するサイバーエージェントもかつてはそのような働き方をしていました。少なくとも代表取締役の藤田晋氏とその周辺にいた人達は間違いないです。
※興味がある人は藤田晋の著書を読んでみてください

いまやこうしたブラック企業に加え、学生に過大な労働を強要するブラックバイトも問題になっています。

夜のNHKニュースで、業績の低迷を理由に突然賃金を1割カットされた女子大生がこのように言っていました。

女子大生:店は店長と私を含め4人しかいなかったから、辞めるという発想は無かった。

店長や他のスタッフを思いやる気持ちは素晴らしいと思いますが、これは美談とは言えません。

他人を思いやるあまり自分の心身を壊してしまっては元も子もないからです。
どうやら残念なことに、真面目な人ほどブラック企業に搾取されてしまうようです。

仕事とは会社と従業員の契約関係であり、それ以上でもそれ以下でもありません。

我々従業員は人生の貴重な時間を使って労働力を提供することで対価(給料)を受け取っているのです。

「店は店長と私を含め4人しかいない=私が辞めたら店が回らなくなる」という責任感とプレッシャーがあるのかもしれないけれど、従業員を酷使して使い捨てるような店は無くなってもいいんじゃない?と僕は思うのです。

だって「深夜にどうしても牛丼を食べなきゃいけない人」なんていないでしょう?

特にバイトなら職歴に傷がつくこともないし、バックれるべきだと思う。
会社勤めでも心身が壊れるくらいならサッサと辞めてしまえばいい。

自分の人生>>>仕事なのだから。

「新卒採用で良い企業に滑り込まなければレールを外れてしまう」日本の就職事情は諸外国に比べて明らかに異質です。おそらくそうした事情を理解しているから無理難題を押し付けられても無理して働いちゃう人、耐えきれなくて電車に飛び込んじゃう人がいるんでしょうね。。。

かくいう自分は大学卒業以来、同じ会社に1○年勤めているのだけど、明らかな無理難題・理不尽な要求を押し付けられたとき『じゃ、僕はこの会社辞めます』と言ったことが2回くらいあります(笑)

わずかながら会社から支給される給料以外にも収入源はあるし、幸いな事に今の会社でつぶしの効くスキルを得る事が出来たので別の会社でも何とかなりそうだし。。。

(勤続年数にもよるけれど)会社は正社員を1人失うと、数千万円の損失になると言われています。
戦力にならない新人を一人前に仕立て上げるまでの労力・教育費、従業員と会社で折半している社会保険料などの税金、今後この会社で稼いでくれたであろう額など…

会社からすると従業員に辞められるのは我々が想像している以上にイタイ出来事なのです。

従業員はもっと強気に出てもいいと思う。

とはいえ、妻や子供を養っている人にとって失職は死活問題だし、そうも言ってられないんだろうなぁ。

その点、シングル(独身)で家のローン(借金)が無い人は強い。

最後にもう一度整理しましょう。

そもそも、なぜ社員が会社のために働いているのかというと、それはそういう契約を会社と結んでいるからである。会社に労務を提供する代わりに、対価として賃金をもらう。対価である賃金が支払われないのであれば、働けと言われても働く必要はないだろう。
(『脱社畜の働き方』 日野瑛太郎)



サービス残業・長時間労働の強制や理不尽な賃金カットを行うような会社とはバッサリ縁を切りましょう。

Posted by りすお [RIS-O] on 01.2014   0 trackback

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