ビットコインの未来

Category : investment
連日ニュースを賑わせているビットコインについて。

ビットコインを扱う最大級の取引所「Mt.Gox」(マウントゴックス)が取引を全面停止したとのことで、「ビットコインが引き出せない!」「現金に戻すことも出来ない」「金返せ」などと大騒ぎになっているわけですが…

チラッとヤフコメを見たところ、予想通り『円天みたいなもんでしょ?』『予め仕組まれた詐欺』みたいな論調ばかりで、まともにニュース記事を読んでいる人がどれだけいるのか疑いたくなるようなコメントのオンパレードでした。

興味が出たので調べてみたところ、ビットコインと円天は『なんか胡散臭い』という共通点を除けば←
似て非なる存在であることが分かります。

そもそもビットコイン自体は現在でも生きていますからね。

単純にMt.Gox社を使っていたユーザーが損害を被っているだけで、その他の取引所ではビットコインによる取引は現在も行われていますから。

ウィキペディアにはビットコインの仕組みが書かれていますが、聞きなれない専門用語のようなものが羅列されており『意味が分からない』もしくは『途中で読むのを止めた』という人が大半だと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Bitcoin

2月26日付の読売新聞の特集記事がすごく分かりやすかったのですが、ネット上に記事が見当たらないので…
やや専門的ですがGigazineの記事がよくまとまっているかなー?と思います。

■仮想通貨「Bitcoin」とは一体何か、どういう仕組みかが一発で分かるまとめ
http://gigazine.net/news/20131007-what-is-bitcoin/

これらの記事を読むと、ビットコインは高度な数学的理論(?)とIT技術を組み合わせたシステムであることが分かります。

自分は文系なので数学関係の理論はサッパリ分からないのですが、IT技術に関してはおぼろげながらに理解したつもり。
IT業界に身を置いていない人には「公開鍵暗号」とか「秘密鍵」と言われてもちんぷんかんぷんでしょう。

ビットコインはグローバルな電子マネーみたいなものかな?という印象を受けました。

ただ、採掘(マイニング)という一種のゲーム的なシステムがあることは既存の電子マネーとは異なりますが。
(演算能力の高いCPU/GPUがあればビットコインの欠片=金を得られるというのはどうなんだろう?)

つまり、ビットコインは1社による独裁かつ仕組まれた詐欺であった『円天』とは根本的に異なります。

■ビットコインと円天の違いがわからん、とつぶやくあなたへ
http://blogos.com/article/80656/

今回の事件では突然取引を全面停止したMtGox社がつるし上げられていますが、
そもそもハッカーによるサイバー攻撃が無ければ発生していない問題ですから、
一番の悪者はMtGox社からビットコインをかすめ盗ったハッカーということになります。
※その他にも細かな問題は内在していたようですが

■ビットコインの何が問題なのか
http://www.huffingtonpost.jp/kazuhiro-taira/post_6974_b_4856535.html

「やはりハッカーにつけ入る隙を与えるような脆弱なシステムを運用していたMtGox社が悪い」という意見もごもっともだと思いますが、少なくとも僕は高度な数学理論と技術の集合体ともいえるビットコインの仕組みには美しさすら感じます。

仮にビットコインのシステムが万全であれば海外送金のコストは極小まで抑えられますし、ビットコイン決済が世界的に普及すれば海外旅行でキャッシュ(現金)を持ち歩く必要は無くなりますからね。

海外旅行をしたことがある人なら分かるかと思いますが、
両替所の換金レートはボッタクリです。

自分は社会人になってからまもなくFX(為替取引)を始めていたので、主要国の為替レートは大体抑えていたのですが…
SDN48の海外公演&観光旅行でシンガポールに行くとき、両替所の為替レート(換金レート)を見て絶句しましたからね…。

http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/cash.html

↑2月27日現在、日本円を米ドルに両替する際のレートは105.37円となっています。

しかし、FX取引における米ドルレートを見たところ…?
http://www.gaitame.com/market/kawase.html

なんと101.85円です。

つまり、105.37円-101.85円で3.5円の両替手数料が銀行/両替所に取られていることになります。
3.5円というと大したことなさそうに思えますが…?
1万円両替する度に350円の手数料が取られている計算になりますからバカに出来ません。
ちなみにFXで3.5円抜けたら小躍りしますよ僕はw

ビットコインであればこのような多額の手数料が取られることはありません。

おそらくビットコインの創始者はそうした「社会革命」を起こそうとしていたのだと思いますが…

・システムに脆弱性が存在していた(ハッカーにつけ込まれる隙があった)
・国家による後ろ盾が無いため取引所が破綻したときの補償が無い
(銀行であればペイオフ制度によって国が1000万円までの預金は保証してくれる)
・(ビットコイン価値の)変動幅が大きい

今回の事件によりこうした問題が露呈した形になります。

ただ、(そんなものが世の中にあるのかどうか分からないが)セキュリティホールが無い万全なシステムが構築されていて、全世界的にビットコインが普及していて、取引所が破綻した際に国家が預金(ビットコイン)を補償してくれる仕組みがればもうちょっと”使える”代物になっていたのではないでしょうか。

仕組みを理解しようともせずに『そんな怪しいものに投資してる奴が悪いに決まってる』とドヤ顔で言っている人達は何か違うんじゃないかなー?なんて思ってます。

日本で最も普及しているであろう電子マネーSuica(スイカ)だって考え方によっては似たような性質がありますからね。
JR東日本が破綻すれば全額が戻ってくることは有り得ません。
ただ、現行法でSuicaのような電子マネーは法規制の対象になっている関係で半額は戻ってきますけどね。

『ビットコインなんて円天みたいなもんだろ?』と誇らしげに語っている人達は…
仮にJR東日本が破綻して、Suicaにチャージしておいた電子マネーが戻ってこない!なんていう事態になったとき、
『電子マネーなんて訳分からないものに手を出していたオマエが悪い』とドヤ顔で言われても文句は言えまえんねヽ(´ー`)ノ
そもそもSuicaのチャージ上限額は20000円なので失っても別に大したことないけどw

それにしても両替所の換金レートってなんであんなにスプレッドが広いんだろ…?
チケットの大黒屋の換金レートは若干安いけれど、FX取引に比べるとそれでもバカ高い。

一般的な銀行の換金レートよりも安い換金レートを設定した両替所を空港内に作れば手数料で大儲けできると思うんだけど、何で誰もやらないのかなー。おそらく法の壁とか色々あるんだろうな…。

そんなこんなでビットコインに肯定的な日記を書いてしまいましたが…





通貨としては不安定過ぎて手を出す気にはなれません(笑)

なにはともあれ…

今回の事件を機に衰退への道に進むのか、それともMt.Gox社を切り捨てて事業を継続し、徐々にビットコインが世界中に普及していくのか…
今後の展開にも注目していきたいと思います。



■Mt.Goxにまつわるトリビア

Posted by りすお [RIS-O] on 27.2014   0 trackback
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