明けましておめでとう!\(^0^)/
なかなか会える機会がないけれど、今年もよろしくね♪
3インチほどの小さな画面に新年の挨拶が映しだされる。
携帯電話が普及した現在では、葉書で年賀状を出さなくても、こうして携帯メールを送れば簡単に新年の挨拶を行うことができる。いやぁ、本当に便利な世の中になったなぁ。
こんな自分をきちんと覚えてくれている人がいる。
そして、毎年忘れずに挨拶をしてくれる。
ただそれだけで、もう十分に幸せじゃないか。
…と思えるほど、私は人間ができていないらしい。
お年賀メールに限らず、このような当たりさわりのないメールを見たときに必ず行うことがある。
自分が使っているauの携帯電話には「アドレス詳細表示」というメニューがあり、そのメニューをクリックしてみるのだ。
■アドレス詳細表示
From:A君 <xxxxx@docomo.ne.jp>
TO:Bさん <xxxxxx@docomo.ne.jp>
TO:C君 <xxxxxx@softbank.ne.jp>
TO:RIS-O <xxxxxx@ezweb.ne.jp> ←管理人
TO:D君 <xxxxxx@softbank.ne.jp>
TO:Eさん <xxxxxx@ezweb.ne.jp>
※アドレスは適当です。
なるほど! 携帯メールを駆使すれば同じ文面を同時に複数人に送れるわけだ。
5人同時に送ればメール作成にかかる時間と手間は5分の1に短縮されるし、実に合理的じゃないか!
…と思えるほど、私は人間ができていないらしい。
『あぁ、自分は彼(彼女)にとって”その他大勢”のうちの一人なんだな…。』
くそっ、「アドレス詳細表示」なんて押さなきゃよかった!
”君はその他大勢のうちの一人である”という紛れもない事実を突き付けられた私は、暗澹とした気分になるのだった。
A君からすれば年賀メールは単なる通過儀礼のようなもので、喜ばれはすれどもまさかガッカリされるとは思ってもみなかったのだろう。
同報メールで気をつけなければならない点はもう一つあると思う。
(上記の例では)宛先に指定されているB君からE君までがすべて知人である場合はまず問題がないだろう。
問題になるのはそうでない場合だ。
例えば、私がTVで最近よく見かけるイケメン俳優だったとする。
その僕が”芸名に限りなく近いメールアドレス”を使用していた場合、かなり問題になるのではないだろうか。
♀:『も…もしかして、このメアドってイケメン俳優のRIS-Oさんですか?(*´艸`)』
目をキラキラ輝かせたミーハーな女子大生から、こんなメールがきてしまう可能性だって十分に考えられる。
これは極端な例かもしれない。けれど、迂闊にも何も考えずに同報メールを使ってしまった場合、相手に迷惑をかけてしまうことだってありえるのだ。
『まずいなぁ…芸能人は人気稼業だからファンを邪険にするわけにもいかないし。
あーあ、新年早々メアドを変更しなきゃならないかな。』
悩ましい。
実に悩ましい問題だ。
しかし、残念ながら実際の私は一般人であって、イケメン俳優ではない。
イケメン俳優特有の悩みを持つこともなく、平穏無事に時は過ぎていくのであった。
【参考文献】
豊島ミホ 『やさぐれるには、まだ早い!』