インディーズでぶっち切りの人気を博し、アルバムがオリコンウィークリーチャート1位を記録したこともあるELLEGARDEN。そのELLEGARDENの細美武士が立ち上げたニューバンド、それが『the HIATUS』です。公式サイトを見ると分かるのですが、バンドメンバーはそうそうたる顔ぶれです。
そして、5/27にthe HIATUSのアルバム『Trash We’d Love』が発売されました。
早速聴いてみたのですが、ひと言で言うと非常にクオリティーの高いアルバムです。
アルバムを出すたびにサウンドが激しくなっていたELLEGARDENとは対象的に、『Trash We’d Love』は優しい音に仕上がっています。今作ではキーボード、とくにピアノの音が効果的に使われています。
ほとんどが英語詩であること、それに美しいハーモニーは健在なのですが、明らかにELLEGARDENとは異なる音作りになっていました。ソロ・プロジェクトとして明確な方向性の違いを打ち出せたことにおいては大成功といえるでしょう。(でなければELLEGARDENを活動停止にした意味が無い)
グダグダと説明を並べる必要はありません。
心と耳をフラットにして『新しいバンドが出した1stアルバム』として聴けば、『Trash We’d Love』は至高のロックアルバムであることには間違いないでしょう。