新聞やニュースサイトでもしばしば採りあげられているのでご存知かと思いますが・・・
4月から様々な食料品・原材料が値上りします!!
特に影響が大きいと思われるのは『小麦』です。
ここでマメ知識。
『輸入品』と聞くと棚卸関係の会社、商社などが海外から買い付けているイメージがありますよね。しかし、小麦は製粉会社が海外から直に輸入しているわけではありません。小麦は海外から政府(国)が一括して買い付けを行い、政府が決定した価格で製粉会社が買い取るのです。
世界的需要の高まり、その他様々な要因による原材料の高騰を受けて・・・何と小麦の価格が30%も高くなるのです!
スーパーその他飲食店では消費者の影響を考えて、いきなり三割も値上げするところは少ないようです。が、原材料価格高騰の影響を全く無視することもできないでしょう。
・小麦を用いた様々な製品の価格が2~3割上昇する。
・価格を維持する替わりに中身の量を減らす
メーカーにはこのどちらかしか選択肢が残されていません。
さて、小麦を使った製品といえば何でしょうか。
パン、ケーキ、洋菓子、和菓子、パスタ、うどん、中華めんからギョーザの皮、天ぷら粉、カレールー・・・etc
これは驚き!
僕達の生活に非常に密着しているモノばかりではないですか。
小麦価格の値上がりは僕達の家系を直撃する大事件に他なりません。
その他、先日の日記にも書いたように原油も値上がりを続けています。
金・プラチナなどの価格も上昇を続けています。プラチナというと嗜好品に思われがちですが、排気ガスを削減するために車の製品ではなくては成らない原料と言われています。
さて、ここで私達が取るべき行動は何なのでしょうか。
『給料は上がらないのに生活必需品は値段が上がる一方、勘弁してくれ!』と嘆くことでしょうか?
『国は一体何をやっているんだ!』と国のせいにすることでしょうか?
もちろん違います!
誰かのせいにしても何の解決にもなりません。
『普通預金は最低限使う金額だけにして、なるべく定期預金に回そう!』
う~ん、堅実なんですがイマイチ。
少しでも金利は高い方が良いですね。
しかし、ゼロ金利が解除されたとはいえ日本は未だに超低金利。
メガバンクである『みずほ銀行』の金利を見てみましょう。
定期預金の金利は1年で0.35%
100万円預けて1年で3500円ぽっちしか増えていません。
よく考えてください。
食パンを買うために100円あればよかったのが、これからは130円、もうしばらくすれば200円必要になるかもしれません。これを『商品が値上がりした』と見ることも出来ますが、逆の視点から『お金の価値が減った』と考えることもできます。
このようにインフレーションが起きている時代の下では、現在の100万円が将来の90万円・・・もしくはそれ以下の価値にしかならないのです。
一生懸命貯金をしても、それはお金が増えた”気になっている”だけで、実際は資産は目減りしているのです!
ここで大胆な提言をしてみようと思います。
今こそ! アクティブに資産運用すべきなのではないでしょうか?
原材料・生活必需品は値上がりする一方、でも給料は増えない・・・。
少子高齢化が続くような時代では年金もあてにできない。(社会保険庁はいい加減だし)
ならば、自分の資産を増やすしかないと思うのです。
外貨預金・投資信託などは庶民でも比較的手を出しやすい投資商品かと思いますが、個人的にはあまりオススメできません。
手数料をガッポリ銀行にとられて儲けが目減りしてしまうからです。
不動産はどうでしょう?
投資をやっている人達は口をそろえて言っているのですが・・・不動産投資はかなり難易度が高いので止めておいた方が無難です。
商品先物はどうでしょう?
プロ並に未来を読む力が必要となるため、一般人には敷居が高いかと思われます。
やはり最後に残るのは株と為替(FX)ではないでしょうか。
アメリカ発のサブプライムローンの影響がどこまで深刻なのか、現時点ではまだ分かりません。ただ、5年~10年のスパン(期間)で考えれば今の株価水準は割安であることには間違いありません。
ただ、投資はあくまで『余裕資金』で行うことが重要です。
最大でも全資産の3分の1くらいにしておきましょう。
でないと、暴落した時には夜も眠れなくなり、挙句の果てには仕事も遊びも手につかなくなってなってしまいますからね。
どうでしょう。あなたも『将来への投資』をしてみませんか?
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