『クイズ!ヘキサゴン』に関する考察

Category : Diary
現在TV放映されているクイズ番組は数多く存在するが、なかでも特に異彩を放っているのが『クイズ!ヘキサゴン』だと思う。『クイズ!ヘキサゴン』に対する反応は実に様々だ。しかも、僕らのような一般人だけではなく、作家やコラムニストのような有識者をも巻き込んだ大論争に発展しつつある。

出題されるクイズは比較的簡単なものばかりで視聴者の知識や雑学はさほど増えない。番組の構成を考慮すると、この番組のメインはいわゆる※『おバカアイドル』なのではないかと思われる。
※おバカアイドル
里田まい・木下優樹菜・スザンヌ (『Pabo』)
(男性陣は)つるの剛志、上地雄輔、野久保直樹(『羞恥心』)

出題されるクイズは小学生レベルの簡単な問題ばかりなのだが、彼女達はなかなか解答することが出来ない。強烈な天然ボケで『珍回答』を連発し、お茶の間にいる視聴者の笑いを誘うのだ。
まさにここが視聴者の反応の分かれどころなのである。

■一般視聴者の反応
『予想もしない珍回答が出てくるのが面白い。もっと見たい』

■一般視聴者(アンチ)の反応
『バカでお金を稼ぐことができるなんて、ずいぶんと楽な世の中になったもんですね!』

■PTAから寄せられる意見
『学校には勉強が得意な生徒もいればそうでない生徒もいる。(おバカアイドルのような)簡単な問題を解けない生徒は周囲から笑われてもいいのか。この番組はイジメにつながる恐れがある。』

■ある新聞に掲載された作家(コラムニストだったかも)の意見
『バカがバカをあざ笑う番組』
※前者のバカとは『視聴者』のことであり、後者のバカは『おバカ回答者』である。
この番組では『ここで笑え!』という仕掛けが随所にあり、見事にその策略にハマっている我々視聴者は『バカ』である。そのバカ(視聴者)が簡単な問題を解けない『おバカ回答者』を見下して笑う悪趣味な番組ということ。

■その他有識者の意見
『”バカ”は差別用語になるので使われないが、それが”おバカ”になったところでバカであることには変わらない。”おバカ”がもてはやされる世の中というのは、何かが違うのではないだろうか。』

この番組に対する『正しい見方』はないのかもしれないが、個人的な意見としては(おバカ回答者達に対して)『この人達、面白いなぁ』でいいんじゃないかなぁ。
ただ、僕は『おバカ回答者』を見下すような真似はしない。むしろ感心さえしてしまうのである。
それは何故か。

『おバカは才能』 だと思うからである。

以前から日記で何度も言っていることなのだが、この世の中で重宝されるのは『個性』であり、いわば『誰でもない私』・『代えの効かない存在』である。業界に無数にひしめく芸能人のなかで『おバカアイドル』を務めることができるのは彼女達以外には考えられないのだ。
よく考えてみて欲しい。これは凄い『狭き門』だとは思わないか?
ある意味、有名大学に合格するのよりも格段に難易度はあがるのではないか。

ボキャブラリーが貧弱な僕の説明では説得力に欠けるので、本から引用させてもらおうと思う。


最近、芸能人に簡単な漢字なんかを出して珍回答を笑う、といった変なテレビ番組が流行っている。
 受験勉強で育った視聴者には、小学校で教わるレベルの問題が解けない芸能人の回答は、安心して(優越感とともに)笑えるのだろう。
 特に、九九ができない人間には、嬉々として遠慮のない嘲笑を向ける。
 ところが、テレビに出てくるような連中は、一流大学のように数百人が毎年合格できるような甘い世界から這い上がってきているわけではない。彼らに必要なのは、学校では絶対に教えてくれない「笑いのツボの押し方」だったり、「発想の斬新さ」だったり、数値化できない「魅力」だったりするのだ。
 「そんなことも知らないなんて・・・」という上目線の蔑みは、ステージが違う彼らのはまったく通用しない。彼らにとっては、「たかだか学校で出されるしょうもない知識問題」程度でしかない。

『非属の才能』より抜粋



『バカでお金を稼ぐことができるなんて、ずいぶんと楽な世の中になったもんですね!』などという連中は、『良い大学を出て、良い企業に就職すれば幸せになれる』と思い込んでいる人間に違いない。確かに学歴を理由に企業から断られつづけて就職にあぶれてしまったニートやフリーターと比較すれば、立派な人生に違いない。しかし、それは所詮『年収一千万円の人生』だと言わざるを得ない。
考えてみて欲しい。『簡単な漢字が読める。九九ができる。』といったことは、大半の人間が出来ることであり、そんなものに希少価値はない。
みんなが出来ることを出来たとしても金にはならないのだ。
事実、テレビに出ているおバカ回答者達は我々よりも相当に高額な年収を得ていると推測される。

こういうことを書くと『世の中お金が全てなのか?』と言われそうなので補足しておく。
モデル・グラビアアイドル・バラエティタレント・歌手・プロデューサーなど実に様々な業界人が利用してる『アメーバブログ』というブログサイトがある。アクセス数ランキングでは昨年まで若槻千夏がぶっちぎりの1位を記録していたが、現在の彼女は実質開店休業状態だ。
彼女にかわり今年1位に台頭してきているのが(ヘキサゴン@おバカ回答者の)上地雄輔なのである。これは彼が人気者であることの証明に違いない。
強烈な個性を持つ人の周りには多くの支持者が集まるのである。

『クイズ!ヘキサゴン』とは、見る人によって様々な印象を与えつつも、『世の中で重宝されるのは個性なんですよ』という厳然たる事実・現代的な価値観を提供してくれる実に哲学的な番組なのである。
・・・というのは、いくらなんでも深読みしすぎか(笑)

我ながら突っ込みどころの多いエントリだと思うので、異論・反論があれば(コメント欄でヒステリックに叫ぶのではなく)ご自分のブログからトラックバックを送ってほしい。

Posted by りすお [RIS-O] on 16.2008   0 trackback
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